この日のこの時間のお稽古は女の子ばかり
その月の課題の作品を仕上げたら、残った時間は終了の音楽が鳴るまで
それぞれドリルや小さい子は塗り絵などやってます。
もちろんそれぞれペースがあるので時間いっぱい使って課題をやる子もいます
特に何も言わないのに、私語もほとんどなく黙々と自分のすべきことをこなす・・・
それを見ていて毎回感心しています。
素晴らしいにつきます。
なんでそんなことができるのだろうと・・・考えた時がありました。
多分それは・・・やりたい子にはどんどんのんびりさんには合わせてゆっくり
その日のお子さんの様子をみて(テンションが高いとか、ちょっと体調が悪いのかな?とか
何かあったのか元気ないな~などなど)一人一人なんとかお稽古に興味がもてるように
その日の目標を私なりに瞬時に判断します(進み具合で途中予定変更のときもあります)
そうやって無理をしないで(体調も含め)、本人の気持ちを大切にしながら向かわせる。
結果、それが真剣に向かってくれる事なのかもしれないな~と思いました。
(これは子育てにおいても言えることかもしれませんね)
だから課題以外のことはそれぞれ違うことをしてます。
ドリルも全員に同じものを一斉に与えるようなことはしていません。
こればかりは永年の経験の勘と本人の希望もふまえ熟慮した上でチョイスしております。
そんな事を言っていても毎月作品提出のノルマがありますので
いつもいつも子供のペースに合わせていたら間に合いません
そんなときは・・・
子供の集中力時間はそんなに長くはありません。
その子その子の集中できる時間は大体把握していますから
その時間にやるべきことだけはやれるように言葉かけします
(これも一人一人どんな言葉ならOKなのか把握しています。
ですからかける言葉も言葉使いも違います)
子供を指導すると言うことはまずその子をいかに知るかと言うことなんだと思います。
そのために私はなるべくお話をするように心がけています
ぽん!と何気ない言葉を投げかけるのです。
おけいこに関係ない話をします。「今日幼稚園行ってきた?」「今日の給食はなんだった?」
年齢により世間のニュースの話を聞いてみたり、お天気のことを聞いてみたり。
他愛もない話です。が、そこには大事なものがいっぱい詰まっています
そんな会話が楽しくてしょうがありません
この日のクラスには年中から1年生がいました。
時には大きな子が小さな子に教えてあげたり、手伝ってあげたりするのを見ていると
自然にそういうことができるのって素晴らしいな~と感動して見守っています(役得)
私が何も言わなくてもそういうことができる子もいれば
「ちょっと手伝ってあげて~」と一言いってあげることで、
心の中で(手を貸してあげたいけど恥ずかしいな・・・)と思ってた子も
すんなり行動にでられることもあるんですよね。
そんな「きっかけ待ち」だった子は次の時から何も言わなくても自発的に動けます
ちょっとした大人の一言で子供が勇気のでることもあります。
今、この子が何をしたいのか?ママは五感フルに使って子供の気持ちを感じてあげてください
子供は純粋で愛おしいですね